鏡を見てみたらなんだか唇が茶色っぽい・・・。
水で洗ったりティッシュで拭いても色が取れない場合は色素沈着してしまっているかもしれません。
通常色素沈着してしまうと改善するまでに時間がかかるのですが、唇の場合肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が早いので、きちんとケアしていれば短い期間で治すことができます。
今回は唇の色素沈着を改善するために気をつけたいことを紹介していきます。
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目次
唇のターンオーバーの期間
肌のターンオーバーの周期は通常28日間とされていますが、唇の場合は7日間程度と、とてもターンオーバーが早いです。
唇は比較的短い期間で肌の生まれ変わりが行われているので、正しいケアをすれば他の場所よりも早く色素沈着を改善することができます。
ですがそもそも、シミや色素沈着の原因となるメラニン色素が発生しても、新しい皮膚組織に押し出されるようにして垢として排出されるので、通常シミにはなりません。
しかし、常にメラニン色素が発生してしまっている状態だと、排出が追い付かずどんどん蓄積し、シミや色素沈着を引き起こしてしまうのです。
唇の色素沈着の原因
通常、色素沈着やシミはメラノサイトが作り出すメラニン色素によって起こります。
肌は何らかの刺激を受けると、メラニン色素によってその刺激から身を守ろうとします。
肌が生まれ変わる過程でメラニン色素がスムーズに肌の外へ排出されればシミにならずに済むのですが、肌の生まれ変りがうまくいかずメラニンがそのまま残ってしてしまうと、色素が沈着してシミになってしまうのです。
しかし実は唇にはメラニン色素を作り出すメラノサイトがほとんどありません。
それなのになぜ色素沈着してしまうのかというと、唇は肌の他の部分と比べてもとてもデリケートで刺激を受けやすい部分だからです。
日常的にダメージを受け続けているので、ケアを怠るとどうしても色素沈着をしてしまうのです。
唇にダメージを与えるのは以下の4つの原因があります。
紫外線
皮膚の薄い唇は顔の中でも日焼けをしやすい場所なのですが、唇に日焼け止めってあまり塗らないですよね。
そのため唇はダイレクトに紫外線を浴びていることになり、ダメージや乾燥が進み色素沈着の原因になってしまうのです。
さらに日常的に口紅を塗って外出される方だと、口紅に含まれる油分が日光に反応して日焼けを悪化させてしまうこともあるので気を付けてください。
メラノサイトがほとんどないと唇は日焼けをしても黒くなったりしないため気付きにくく、知らず知らずの間に蓄積した日焼けのダメージが原因でシミとなって現れることも少なくありません。
落とし切れていないメイク
クレンジングの際、口紅やグロスなどのリップメイクがきちんと落とし切れていないことも色素沈着の原因になります。
私は唇だけクレンジングを塗り忘れることがよくあります(^^;)
口紅に含まれる油分や発色をよくする色素は、唇にとって非常に強い刺激になることがあります。
それを落とさないまま次の日またメイクをして・・・というのを繰り返すと口紅の成分がずっと唇に残こることになり、色素が定着してしまうのです。
また、口紅やグロスの多くに含まれている合成着色料の一種であるタール系色素は、シミの素となるメラニンをお肌に沈着させてしまうという性質があるので要注意です。
ちなみにタール系色素は口紅やグロスだけでなく、チークやアイシャドー、ファンデーションにも使われているので気を付けてください。
摩擦や食べ物による刺激
唇はとてもデリケートなので、食事などのあとにティッシュなどで唇をごしごし擦ったり、唇を指で触る行為も日常的に唇を傷つけてしまっています。
また、塩分の濃いものや唐辛子などの香辛料は少しついただけでも唇にとっての刺激になります。
確かに辛い物を食べると唇がヒリヒリしますよね。
それ以外にも歯磨き粉の流し忘れも唇のダメージになってしまいますので、きちんとすすぐようにしましょう。
乾燥
唇には皮脂を分泌する皮脂腺や、保湿の役割をする汗腺がほとんどありません。
肌を保護する役割を持つ皮脂膜が作られないためとても乾燥しやすいのです。
唇がガサガサするとつい舌でなめったりしたくなりますが、唾液が蒸発することで余計に乾燥してしまうので気をつけて下さい。
バリア機能が元々弱い唇ですが、乾燥によってバリア機能が更に低下し、すぐに炎症を起こしてしまいます。
そしてその炎症が治る過程で色素沈着が起きてシミとなってしまうのです。
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唇の色素沈着を治す方法は?
色素沈着してしまった唇を元に戻す方法は意外に簡単で、ズバリ上記で紹介したような唇にダメージを与える行動を控えることです。
色素沈着が治らないという方は、知らず知らずのうちに唇にダメージを与え続けているという可能性があります。
メラニン色素の発生を抑えるために生活習慣を見直していきましょう。
紫外線対策を怠らない
一番気をつけたいのが紫外線対策です。
外出する際は必ずUVカット効果が付いたリップクリームを塗るようにしましょう。
唇は唾液や飲み物や食べ物によってすぐリップクリームが落ちてしまいますので、長時間外にいる際はこまめに塗りなおすことが大切です。
メイクはきちんと落とす
口紅などの色素が残らないように、毎日きちんとメイクを落としましょう。
メイクを落とす際はゴシゴシこするのではなく、クレンジング剤を指や手の上で温めてから、メイクを優しく浮かすようにして落としましょう。
唇に刺激を与えない
唇をこすったりする行為は、思っている以上に唇にダメージを与えてしまっています。
仮に痛みを感じていなくてもダメージは蓄積されていってしまうので、唇には極力触れず、触る時は優しくするように意識しましょう。
ただ、食べ物や歯磨き粉などが唇の上に残っているとそれも刺激になりますので、水でゆすいだり、ぽんぽんと優しくティッシュでぬぐうなどして余計なものはきちんと落とすようにしましょう。
乾燥対策は万全にする
唇は乾燥しやすい部分なので保湿ケアをしっかりしていきましょう。
何度も塗りなおさなくても潤いが持続するようなリップクリームがベストです。
保湿成分がたくさん入っていても、ヒリヒリしたり皮がむけたりしたりすると意味がないので、自分にあったものを探してみてください。
また、日常生活の中で唇を舐める癖のある人や、口呼吸をしている人は改善しましょう。
ターンオーバーを正常にすることも大切
そもそもターンオーバーが正常に行われていないと、メラニン色素も排出されません。
不規則な生活をしている人はターンオーバーが乱れている可能性もありますので、規則正しい生活や栄養バランスの取れた食事をとり、ターンオーバーを正常に戻すことも大切です。
また、リップスクラブで古い角質を落としてターンオーバーを促すのも効果的ですね。
古い角質をそのままにしておくと、ひび割れや皮剥けといったトラブルを引き起こすので、定期的にスクラブをしてあげることにより、トラブルを防いでうるおいのある唇をキープしてくれるのです。
私が使っているLUSH(ラッシュ)のリップスクラブは、お肌にも優しくちゅるんとした唇になるのでオススメですよ。
>>ラッシュのリップスクラブの使い方を画像付きで!鼻にも使える?
ただ、リップスクラブは頻繁にやると逆にダメージを与えてしまいますので、多くても週1回くらいのペースで行うようにしましょう。
まとめ
唇の色素沈着を治すためには、何か特別なケアをするというより、唇にダメージを与えている行動を改善することの方が大切です。
ダメージがなくなればターンオーバーによって自然と色素沈着は改善されていきますので、是非一度日々の生活習慣を見直してみてください。
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