携帯販売員は離職率が高い!経験者がその理由を徹底分析!

契約や解約手続きなど、携帯電話に関するほぼすべての手続きをする携帯ショップ店員のお仕事。

比較的若いスタッフが多いことや、最新機種にもいち早く触れることから、流行に敏感な若者に人気のある職業でもあります。

ですが実際携帯のショップ店員ってかなり離職率が高いんですよね。

実際私も入社して1年で辞めてますし、私の同期も20人中9人が1年以内に辞めました(笑)

そこで今回はどうしてこんなにも離職率が高いのか、その理由を詳しく考えていきたいと思います。

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目次

覚えることが多くて大変

携帯ショップ店員のお仕事は機種の契約手続きの他に、契約内容の変更・解約手続き、料金のお支払い、修理受付などなど携帯電話に関するほぼ全ての手続きを扱っています。

基本的にはパソコンでの登録作業になるのですが、用紙での対応もありますし、個人と法人では登録方法が違っていたりと、一つの作業に対して何パターンも覚えなくてはなりません。

それにプラスして、機種ごとのプラン内容毎月のように変わるキャンペーンなど、覚えたと思ったらすぐ新しい内容を覚えなおさなければならず、常に勉強が必要になります。

携帯電話にあまり興味がない、覚えるのが苦手、といった方にはかなり辛い職業ではあります。

クレーム対応がツライ

接客業にはつきもののクレーム対応ですが、携帯販売のお仕事は他と比べてもクレームが多いです。

こんなの聞いてない!が多い

携帯電話のプランは年々複雑になっており、正直一回説明されただけではわからないことがほとんどです。

スタッフはできるだけわかりやすく説明しているつもりでも、お客様が全く理解していない場合が多く、後から「話と違う」「思っていたのと違う」とクレームが入るのです。

じゃあわかるまでしっかり説明してよ!

と思われるかもしれませんが、お客様が理解できるよう一から十まで説明していたら一つの手続きに2時間3時間平気でかかってしまいます。

ですから重要なところはペンで印をつけるなどこちらでも効率よく伝える努力をしていますが、そもそもお客様に理解する気がないことも多いのです。

特に年配の方や機械に苦手意識を持っている方は、聞いてもわからないからと最初からこちらの説明を聞く気がない場合が多いので、いくら熱心に説明しても意味がありません。

理解する気がないのですから。

それなのに後から「説明されてない」と言われたらたまったもんじゃないですよね。

お前が聞いてなかったんだろ!!!

って心の中で百万回思ってました(笑)

でもこのタイプのクレームは確認欄にサインをもらっていれば店側の落ち度はないので基本的に大ごとにはなりません。

少しのミスが命取り

携帯ショップのお仕事は、データ個人情報お客様にとってとても重要なものを扱っています。

ですから操作ミスでデータが消えてしまった、確認不足で通信の切り替えが上手くいかなかったなど、ほんとにちょっとしたミスが大惨事につながるのです。

スタッフは常にその緊張感と戦っていなければなりません。

もちろんミスを防ぐような対策(チェックシートなど)もしていますが、それでも繁忙期で忙しかったり、疲れていたりふとした時に必ずミスは起こります。

本当にそんな些細なミスでも大クレームにつながりうるのが携帯販売員のお仕事なのです。

売らなきゃいけないのがしんどい

他の接客業だと(例えばお菓子屋さんとか)お客様が欲しいものを売るというのが主な仕事ですが、携帯販売員は少し違います。

機種変更にきたお客様に機種を選んでプランの説明、契約の手続きをするだけでなく、追加オプションの案内、タブレットなどプラス1台の提案をしなければなりません。

こちらの記事(携帯販売員にはノルマがある?元ショップ店員が職場の裏側を教えます!)でも紹介しましたが、ノルマこそないものの店舗での目標台数・売上の他に個人の目標も設定されます。

正直その目標って、ただお客様の要望に対応しているだけだと絶対達成できないんですよ。

ですからご来店したお客様にはできるだけ情報照会して、古い機種使っていたら機種変更を勧めたり、自宅のネットの状況をヒアリングしてネットの契約を勧めたりと、

もともと機種を買う気のない契約をする気ではないお客様に対して提案をしていくことが求められます。

もちろん勇気もいりますし、「そんなのいいから」と冷たくされることも多々あります。

それで契約が取れている時はいいですが、ずっと断られっぱなしだとメンタルやられますよね・・・。

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休みがとれない

これは携帯ショップ店員だからというよりはシフト制だからという理由なのですが、休み(有給)は取りにくいです。

一日の出勤人数が決まっているので急に休むと他のスタッフに迷惑をかけてしましますし、一つの店舗に対するスタッフの人数はわりとギリギリで設定されているので、誰かが連休を取ると他のスタッフが連勤になるなど非常に休みにくいです。

ゴールデンウイークやお盆など、世間が休みの時期は忙しくなるので余計に休みがとりにくくなります。

大変な割に給料は安い

離職率が高い決定打はコレですね。

上記でいろいろ業務が大変だということを説明してきたのですが、これで給料が高ければ、というより働きに見合う分きちんともらえれば辞める人も少なくなると思います。

もちろん会社にもよると思うのですが、私が勤めていた会社は、ひと月の給料が新卒採用で新卒地方公務員の初任給とだいたい同じくらいでした。

それを見て悪くはないかと思ったのですが、そこが間違いだったんですよね。

同じくらいの月給でも働いている時間が全然違ったのです。

勤務時間が10時から19時(休憩1時間)で実働8時間、プラスみなし残業40時間含めての給料だったのです。

締め作業などで毎日2時間はだいたい平均して残業するので、確実に40時間は残業するんですよ。超えないように最後は調整させるのですが(笑)

つまりひと月あたり40時間も勤務時間が長いのに、公務員と給料が変わらないってことだったのですね。

これはなんかもう無知な学生をだましているとしか思えないようなやり口(笑)

しかも私がいたところは10時出勤となっているのに実際には9時には行かなければならず、その時間は残業としてカウントされないという謎のルールが・・・。

お昼も1時間とか絶対取れないですしね。長くて30分です。むしろ繁忙期はお昼に入れず腹ペコのまま接客していました( ;∀;)

このように激務で長時間労働のわりに給料がよくないところが離職率が高い大きな要因だと考えられます。

まとめ

携帯ショップ店員の離職率が高い理由は

次から次へと覚えることが出てきて大変

クレームにつながりやすく常に緊張感がつきまとう

販売というより営業に近い

といったキツイ仕事内容なのに

休みがとれない

給料が良くない

勤務条件が悪いからだと言うことができます。

大変なんだからその分給料は高めに設定してほしいですよね!

実際次々入れ替わる人の教育の手間や時間を考えたら、働いている人が辞めないように給料を上げた方が経営的にもいいと思うのですが・・・(-_-)

もちろんチーフや店長など役職がつけば給料は上がりますし、離職率が高い=人の入れ替わりが激しいということになるので、その分出世しやすいということもできます。

参考記事⇒携帯ショップ店員に将来性がないは嘘!?実際働いてみてわかったこと

ガンガン売って出世してやる!というタイプの方は是非チャレンジしてみてください。

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