薄着になる夏や背中の開いた服を着るときに気になるのが背中の赤いブツブツ。
恥ずかしくて背中を見せられない!
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私自身は幸運なことにそうなりにくい体質なのですが、実は私の妹が長年背中の赤み、ブツブツに悩まされているのです。
そこで色々調べていくと、一概に背中のブツブツと言っても原因別にいくつかの種類があることがわかりました。
今回は種類別の改善方法について紹介していきたいと思います。
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目次
背中ニキビ
まず原因として一番多いのがこちらです。顔にできるニキビはほとんどがアクネ菌が原因ですが、身体にできるニキビは多くの場合、マラセチア真菌というカビの一種が原因になります。
どちらも常在菌というもので存在自体が悪いものではないのですが、毛穴に入り込み皮脂を分解し、遊離脂肪酸という刺激物質を生成することで炎症を起こします。
どちらの菌も皮脂が多く毛穴の詰まっているところを好みますので、皮脂の分泌量が多く、太い産毛のせいで皮脂が表面に出にくい背中は、菌の増殖が起こりやすい部位なのです。
背中ニキビは、このマラセチアが原因菌であることから、正式名称ではマラセチア毛包炎と呼ばれ、小さな吹き出物が広範囲にできる傾向があります。
マラセチア真菌で出来る背中ニキビは、顔に出来るアクネ菌のニキビとは違い、かゆみや痛みを伴わないので気が付きにくいです。
そういったことからも、放置されれる事が多く、気がついた時にはニキビ跡になることもあるので気をつけてください。
こちらの背中ニキビを防ぐためには
- 皮脂の過剰分泌を防ぐこと
- 背中を清潔に保つこと
が必要になります。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れは自律神経のバランスを崩し、交感神経を優位に立たせます。
それにより男性ホルモンが活発になることで、皮脂を過剰に分泌したり、毛穴を詰まらせたりします。
それに加え、肌が乾燥していると角質層のバリア機能が低下するため、肌を保護するため表面に皮脂膜が張られてしまいます。
このように男性ホルモンと乾燥によって、ニキビ菌の異常増殖に最適な環境が揃ってしまうわけです。
皮脂を気にして保湿をしないのではなく、逆にきちんとうるおいを与えてあげることが皮脂の過剰分泌を抑えることにつながります。
また、紫外線を浴びると、毛穴に詰まっている脂が酸化してドロドロの状態になって、さらに毛穴を詰まらせることになりますので注意してください。
そして背中を清潔に保つために、肌着や寝巻きは頻繁に交換し、常に清潔なものを使用しましょう。
特に寝巻きは寝てる時の汗をたくさん吸っていますので菌が繁殖しやすいです。同様にシーツも汗を吸っていますので、できるだけこまめに交換するようにしましょう。
また、お風呂に入る際、シャンプーやリンスのすすぎ残しが背中に残っているもの良くないので、きちんとシャワーをあてしっかりと流すか、最後にからだを洗うようにしてください。
以上のことを踏まえると
・ストレスのない正しい生活習慣を送ることで男性ホルモンを抑える
(女性ホルモン優位の状態を保つことで毛穴収縮、皮脂過剰を防げます)
・手の届かない部分はミストタイプの化粧水を使うなどして保湿ケアを怠らない
この2点に気を付けていれば、ニキビ菌が生息していてもニキビが多発することはないのです。
すでにニキビができている場合は、
ニキビの原因になる菌を減らしてくれる「殺菌成分」や
毛穴の詰まりを防いでくれる「汚れを吸着する成分」
が入ったボディソープを使うのもオススメです。選ぶ際は刺激が少なく肌に優しいものを選びましょう。保湿成分が入っているとなお良いです。
そして洗う際は肌を傷つけないよう優しく、できれば手で洗いましょう。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
次に原因として多いのはこちらです。毛孔性苔癬とは、毛穴に角質が詰まって盛り上がってしまう症状のことで、同じ部位にまとめて生じるためブツブツとした見た目になり、美容面で大きなデメリットとなります。
ただ、健康上の問題には発展しないので、病気なのかどうかは微妙なところです。実際、単なる生理現象の1つと解釈する考え方もあります。
毛孔性苔癬についてはこちら↓の記事で詳しく紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。
>>二の腕のブツブツが治った!治すために気を付けた3つのこととは?
本格的に治療する場合は、サリチル酸などの薬液で角質を溶解するケミカルピーリングを行うのが一般的です。
その他、乾燥すると悪化する性質があるため、ヘパリン類似物質などの保湿剤を塗布する方法も知られています。
粉瘤(ふんりゅう)
そしてこちらは可能性としては低いかと思うのですが、粉瘤というのは、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)によって表面に出てきた老廃物が、正常に排出されず、皮膚の内側に留まってしまったもののことを言います。
別名でこの症状をアテローマと呼び、初期症状は皮膚にしこりが発生する程度ですが、進行すると肥大していきます。
皮膚内の老廃物を餌に細菌が増殖すると痛みをともなう炎症を起こすこともあるので、注意が必要です。
治療する場合は、局所麻酔下で切除手術を行うのが一般的です。炎症が生じている場合は抗生物質で患部の細菌を一掃します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。妹の背中のブツブツはニキビなのかそれとも毛孔性苔癬なのか・・・微妙なところですが、上記の原因を踏まえて、改善を目指してもらいたい思います!
ケアを続けていくうえで効果があったもの、なかったものなどの体験レポートを今後紹介していきたいと思いますので、そちらもよろしくお願いします♪
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